売れない保険屋さん

セールストークのネタになれば。

~第48話:告白する事にした件~社会に出たらパンツを脱ぎなさい。

社会に出たらパンツを脱ぎなさい。

~第48話:告白する事にした件~

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プルデンシャルではパンツは脱がないと決めていたが、脱いでしまった事がある事をこのタイミングで告白しようと思う。このパンツ話シリーズもそろそろオシマイなので良い機会だと思うし、そしてちょっと厳しい話かもしれないが、そこまでしないと私のような根性なしでは保険業界はとても生き抜いていける世界ではないかもしれない。私は契約の為なら靴くらい余裕で舐めるし、もちろんパンツだって速攻で脱げるくらいの心構えで臨んだ保険業界への転職だった。それとキトクな読者様に、あまりにも最近下ネタが少ないじゃないか、しかもシリアス過ぎてつまんないとお叱りをいただいた結果、墓場まで持って行こうと決めていた話をこの際告白する事にした。多少のフェイクは入れるが多分バレないと思う。でも当初はマジメなブログだったのにいつからこうなったのか全く皆目検討が付かない。

さて、それはノリピーと同棲をし始めたころの事だった。

(もうすぐ結婚するんだろうな)との思いが頭をよぎる。もうすぐ独身が終わってしまうのだ、となるとこのおティンティンはノリピーの為だけのモノになってしまうのだ、これはいけない。今のうちにちょっとだけ・・・。

と思うようになってしまったある日、ある社長夫婦に呼ばれて家に行く。この社長夫婦は前職時代にある経済団体繋がりで知り合った社長夫婦で、保険にも加入いただいた私の大事なお客様であり、しかも大口契約者だ。鍋パーティって事だったので「もしかしたら追加案件でもあるかも♪」などと下心はもちろんありながら、表面上は鍋を楽しむためだけに駆け付けた。到着するとそこには社長夫婦ともう一人、女性がいた。

「ご無沙汰してます」

なんと!前職時代にその社長夫婦の知り合いとして紹介してくれたコだった。昔、そのコはその社長の会社に勤めていたのだ。もちろんそのあとも二人きりで何度か会った事がある巨乳で童顔で色白のアイツか!実はそのコとは何度かデートをした事があり、何度も車の中でそのたわわなお乳をもんだ事があったのだけど、どうしてもそれ以上はさせてくれなかったアイツじゃないか!

下半身に手を伸ばすと

「ダメ!したくなっちゃうから!」

「いいじゃん、ホテル行こうぜ」

「ダメ!付き合ってもないし!」

好みではなかったのだ。顔ではない。面倒な性格が。

(付き合わないとヤレないのか、それはイヤだ)

仕方なくそのハリがあるたわわなお乳だけを車の中で堪能する事がほとんどだったあのコか!たまに私のおティンティンをまさぐってたよね、「はあ・・おっきい・・」とか言ってたの覚えてる?懐かしいね、感動の再会だよ、しかしあれでヤレないなんて本当に蛇の生殺しだったよ、やり残したヤマとはこういう事を言うのさ、それで今はどこに住んでるの?へえ、結構遠いところから来たんだね、社長夫婦に会う為にわざわざ来たんだって?という事は今夜は鍋パーティでしかも君も泊まりだね。そして、ほう!彼氏ができたの?しかも近々結婚予定だって?良かったじゃん!その報告に来たのか!それは最高に良かった!ならば俺は付き合わなくてもいいよね。結婚前提の彼氏がいるなら俺は付き合わなくてもいいよね。いいよね?

問題は社長夫婦の家だし、困った事にこの豪邸には部屋もたくさんある。一緒に寝れるかどうかもわからない。この状況を打破するには・・・。

・・酒だ。

大量に飲むのだ、俺が。飲み潰れるのだ、俺が。酔ってベロベロになるのだ、俺が。絶対に何も起きえないほどの飲み方、潰れ方をすれば、社長夫婦も安心するのではないか。ついでにこの際社長夫婦も潰してしまえ。そして酔ったふりして巨乳のこのコをマインドコントロールだ。サブリミナル効果作戦だ。

「今夜一緒に寝る~」

「いやーん、変態!ww」

「一緒に寝るからあああ」

「きゃはは、飲み過ぎ~」

酔って何言ってんだ、このオッサンと思わせるほど酔った(フリをした)私を舐めるんじゃない。確かに飲んだ。すっかり2升は空いた。しかし知らないだろ?トイレに行った時に必ずこっそりリバースし続けたのだ。私は吐くのは慣れている。なぜなら幼少の頃から乗り物酔いが激しく、しょっちゅう吐いてたからだ。そんな私は音を立てずにこっそりエロエロエロ~と胃から酒をリバースできる特技を持っている。もちろん涙目にならずに、胃液の酸っぱいニオイは戻るや否や鍋をがっつけばOKだ。

酒を制すものはゲームを制す。これも幼少の頃より鍛えた卓越した性技のひとつだ。さあ、いつの間にかそろそろ鍋もお開きだ。順番で風呂に入ろうって事になり、巨乳のコを先に入れ、その後に私が入る。そこで寝たフリだ。たっぷり湯船に時間を掛けると「起きてー!」巨乳のコが様子を見にくる。ああ、寝てたよ、危ない危ない、なんて言いながらヘロヘロになったフリして布団が引かれた部屋に倒れ込む。その部屋は巨乳のコが寝る予定の部屋だし、たっぷり時間を掛けた事ですでに社長夫婦は寝室へ行ってるようだ。

「も~こっちは私が寝るとこー」

「ん~一緒に寝るよ~・・・・」

「・・・・」

「・・・・」

(寝たフリ~)

社長夫婦もきっと寝ている。奥様があまり飲まなかったのが微妙だが、あくびもしていたし、たぶん大丈夫だろう。つまり、機は熟したのだ。

 (ショータイム( ̄ー ̄)ニヤリ)

今のところ、受けたダメージは胃液だけだ。そして多少、胃酸で喉が痛い程度だ。それくらいのリスクは織り込み済みだ。

お前も結婚する前にちょっと火遊びでもしたかったんじゃないのか?車の中でまさぐったおティンティンが忘れられなかったのだろう?結婚前の思い出作りがしたいんじゃないのか?

さあ行くぞ。覚悟しろ、突撃。

ビンゴだった。暗いけど視界良好、オールクリア。むしろ私を待ってたかのような彼女のキスと熱い吐息はあっと言う間に二人をエロエロモードに突入させた。暗闇でまさぐるたわわなお乳と微妙な明るさに映し出されるそのスタイルの良さは芸術的で、あれだけ頑なに「付き合わないとダメ」と言ってた巨乳のオンナも結婚という現実の前ではまさに以心伝心、ひと夏の思い出作りに私をどうぞ、と言わんばかりの乱れようだ。季節は鍋がとてもおいしい真冬だったけど。

一通りの行為を終え、語り掛ける。これぞピロートークだ。

「明日、保険の話、聞いてよ。押し売りとかしないからさ」

「ええ~いいよ」

それじゃ明日、社長夫婦宅を出た後にJR駅の近くの喫茶店でまた会おうぜって事になり、お互いの寝室に向かう。私としてもこの巨乳はやり残したヤマだったのでこれで安心して仕事に励む事が出来る。しかも見込み客をゲットだ、やったぜ。保険屋たるもの、いつなん時、見込み客の発見は怠ってはいけないのだ。もちろんその後、契約まで預かり、さらに8人も見込み客を紹介してくれてその8人全てが繋がるという私の中では1人からの紹介での最高記録を樹立する。あ、そしてもちろん、結婚予定の彼氏にも翌週にアポを入れてもらい、速攻での契約となる。彼氏さん、スミマセン。お詫びに最大限の心を込めてプランニングしましたので今後とも安心して巨乳をご堪能下さいませ。そしてご結婚おめでとうございます。

私はこの件について悪いことをしたとは微塵も思っていない。仕掛けを巧妙に張り巡らせたとは言え、これは間違いなく合意だし、ただの男女の戯れだ。もちろん少しは悪いと思ってるけど。

 

しかしこの話にはまだ続きがあるのだ・・・。

ホントにもうすぐ終わるんだけど、しぶとく続く(ごめんなさい)