売れない保険屋さん

セールストークのネタになれば。

【相談】プルデンシャルに行こうか悩んでいる

「パンツ話を5往復」も読んでいただいたこーやさま、お気を確かにwそんなこーやさまに感謝の気持ちを添えましてブログでのご返信です。というか長くなったのでここに書いちゃいました。何かマズい事あったら言ってください。すぐ非公開にしますからw
 
さて、ざっくり言うとこんなご相談でした。
「現在、プルデンシャルに誘われており、辞退するつもりだけど、なんだかモヤモヤしている」
 
 
との事です。ええ、すごくよくわかります、その気持ち。オトコですからね、チャレンジしたいですよね。今の働いている時間の半分以下で年収は数倍と来たらそりゃ誰でも夢見てしまうお話しですよ。
もちろん誰もが叶う夢ではありませんが、宝くじ当たるより確率は数倍も数十倍段も高いと思います。私すらそう思った時期もあったくらいですから。
 
「もしかして自分はやれるんじゃないか・・・」
 
との事ですがそれでは「リアル宝くじ」への第一歩。ざっくり考えてみましょう。
しかもそのハードルは案外低く感じるかもしれませんよ。毎週1件、保険料が月2万円の契約を預かって来れれば年収2千万円はカタイと言われるこの世界ですから。(私の時代で言われてた事ですから今は定かではありませんがだいたい変わらないと思います)
誤解の無いよう、先に書かせていただきますが私はぜひチャレンジすべきと思う側の人間です。未だにプルデンシャルでの経験は一生モノと思っており、大変良い経験をさせていただきました。結果的に私は成功できませんでしたがこれからの人生に必ず役に立つし、もちろん現在も役立っています。
 
何よりこーやさまにお会いした事もないし、人物像も存じ上げませんから。見込み客が湧き出てくるマーケットをお持ちなら挑戦したら大成功するかもしれませんしね^^
 
「営業未経験だけどコツコツやれば・・・」
とも書かれておりましたが、もちろんコツコツは絶対に必要ですがそれは3年目からのお話です。最初の2年は怒涛の全力疾走が必要ですよ。
 
相変わらず前置きが長くなりましたが、ざっくり考えてみましょう。冷静に考えてくださいね。
●まず100人、こーやさまの事をしたってくれて「保険契約までしてくれる人」をリストアップしてください。
知り合いじゃないですヨ。「確実に」保険に入ってくれる人です。
 
さて、基本はその100人で2年間、頑張れます。最初の2年間は「1週間に1軒以上」の成績を挙げ続けて行くペースです。絶対に毎週成績を挙げてくるという連続記録は切ってはいけません。これは必須です。切れたらオシマイ、一気に落下して行きますし、甘い言葉を掛けてくれたマネージャー陣営もケツをガンガン叩いてくれます。新人が好成績上げないと所長さんたちもヤバいですしね。
そして、デビューした最初の1~2ヶ月で20人くらいの消化はアタリマエですが、話が面倒なので平均値でお話しします。
※さらに「1週間に3件以上」という地獄のルールがありますが、それもちょっと置いといて。だいたい1カ月に4人消化して行くイメージです。1ヵ月は4週ですから。
 
さて、その100人から「見込みの高い紹介」が出るのは20人くらいかな。そしてその20人が全員、さらに契約につながったとしたらさらに5か月持ちますね。そんな奇跡はほぼありませんが^^;
 
つまりスタートが100人ならだいたい2年と半年くらいしか持たない計算となりますが、それでも無事に100人2年間を達成できたらなかなかの営業マンだと思います。
 
ところで「確実な100人」って簡単に書きましたがいかがでしょう?いきなり100人を準備できる人はほとんどいないと思いますし、実際は募集活動をしながら、ヒーヒー言いながら色んな人に嫌われながら心が折れながら掻き集めて行きます。その2年間が勝負と言っても過言ではありませんし、その間にお友達100人が切れた後にやってくる未来の対応を「同時進行」しないといけません。簡単に言うと保険の話を聞いてくれる見込み客を必死に探す活動です。つまりそんなお仕事です。とにかく人に会って、保険の話を聞いて下さい!と言った交渉から始まる仕事が数十年続くワケです。普通の企業で偉くなって少し余裕が出て来たり、逆に窓際に押し込まれてキツイ思いをしても「固定給が出る」生活はその保険募集人の世界にいる限り、一生手に入りません。それが保険業界、というかフルコミッションの世界に飛び込む「覚悟」というモノになります。一生、保険契約を取り続けないといけないワケですね。つまりはこーやさまが仰られたコツコツやる継続力も必要と言う事です。
ただ、一見、きつそうに見えるかも知れませんが生命保険が大好きな人にはすごくいいお仕事だと思いますし、ベース(契約者)がたくさんいて信用がある方ならボチボチ紹介も出るでしょう。夢なかばで諦めていった先輩方の契約者の契約を引き継いで対応(もちろん1円ももらえません)すればそこから紹介も出るかもしれません。
他にもたくさんあるのですが、だいたいのイメージはつかめましたか?最初の2年で100人と契約する為には300人以上の見込み客が必要でしょう。まあ、これが出来たら大丈夫かもしれませんけど私はムリでした。既契約者に何契約も時期を分けて入ってもらったりもしましたから。連続記録を止めないために。
私では無理でしたが、こーやさまはどう思われますか?あ、ちなみに冒頭で「毎週1件、保険料が月2万円の契約を預かって来れれば年収2千万円はカタイと言われるこの世界」と書きましたが、それは2年が過ぎたあとのお話です^^それが何を意味するのかよくお考えください^^もちろん、所長さんのようなお仕事のようなマネージャー職を目指すといった方法もありますけどね。それはそれでとっても大変そうでしたけどね。マネージャー職は新人を採用できなかったら食って行けないんだもの。
いったんおしまい^^