売れない保険屋さん

セールストークのネタになれば。

~第20話:業務改善~社会に出たらパンツを脱ぎなさい。

⑳社会に出たらパンツを脱ぎなさい。

~第20話:業務改善~

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そういえば、私におねーさんが出来た。業務のおねーさんだ。今回はスリムで胸の谷間が芸術的なエロねーさんを通して経験した仕事のテーマ。

「業務改善」のお話。

某巨大クライアントを攻めあぐねてもうすぐ1年が経とうとしていた。ノリピー(もうすぐ人妻確定)とは仲良くなったものの、なかなか突破口が見つからない。ただ前担当の某先輩が契約を切られまくった他のクライアントに関しては全力かつ誠意を持った対応が効いたのか、ことごとく取引の復活を遂げ、前年の数字がゼロに近かったおかげで前年比の数字がみるみる上がって行き私の評価もうなぎ登り、やっぱりもつべきものは適当な仕事をして契約を切られまくった先輩だとしみじみ感じた。しかしそうなるとやっぱり忙しくなる。朝8時過ぎに出勤してから夜の21時を回るまでひたすら外回りで、書類関連はそのあと。やっぱり毎日25時帰りくらいがデフォでもちろん徹夜上等、夜中に見積りだとかスケジュールだとか現場へ出す指示書だとかを作り、朝日が昇るとそのまま外回りを始めるついでにいったん家へ帰ってシャワーを浴び、夜まで営業や現場管理などで走り回るスーパー社畜、つまり「パ畜」になっていった。

そんな私をサポートしてくれる業務の人間を雇ってくれるという事になった。いくら当時はビンビンな28歳とは言え、さすがに疲れるのだ。今考えると本当にパ畜にもほどがある。労基が入ったら一発アウトなんだけどそんな気配もない。という事で派遣のおねーさんが私の業務で雇われた。そんなに美人ではないが背が高く、スリムで決して巨乳ではないが、かちっとした芸術的な胸の谷間を作って来るおねーさんだった。私より4つ上で当時は32歳だったと思う。バツイチで子供はいない、パンツスーツが似合う茶髪のショートカットのおねーさん、名前をバツ子とする。

ところが外回りの私を業務面でサポートするハズなのだがなかなか仕事を覚えてくれない。間違い発注なんかは当たり前、とにかく物覚えが悪いバカだったのだけど、本人は一生懸命やってたのが好印象で、同じバカ同士って事で私もバツ子が嫌いではなかったし、なんだかんだ少しずつ私もボチボチの時間に帰れるようになったのはこのバツ子のおかげだ。

「お前、いい加減覚えろ!このバカタレ!わははは」

「あは、バカですみませーん。ぎゃはは」

こんな毎日だ。あの二人またバカやってるよ、なんて言われながら、楽しかったからいいんだけどミスをして言い訳をした時だけ真剣に怒っていた。ミスはいいのだ。人間はロボットじゃないしミスをする生き物だから。でもそれを言い訳した時だけは真剣に怒った。言い訳は次のミスを誘発するし、苦しい言い訳は聞き苦しいのだ。

「言い訳してすみませんでした。」

「お詫びに飲みに行きませんか?」

「おう、いいぞ。行くか」

バツ子は年上だけど敬語を私に使う。私もちょっと数字を挙げているからと言って調子に乗ってはいたが、言い訳して怒られたお詫びに飲みに行こうだなんてなかなか機転の利くバツ子だ。

「わはは!よっしゃ飲もうぜ!」

「きゃー焼き鳥サイコー!」

それから私達は叱ったり叱られたりした時は必ず飲みに出るようになった。イヤな思いをいつまでも引きずってはダメなのだ。

「二度は叱らないルール」

また食事の時に仕事の話は一切しない。一度私に怒られているからその事はもういいのだ。二重に罰を与える必要などない。私達は「二度は叱らないルール」を徹底していた。二人は焼き鳥屋さんのカウンターに座り、冷たいビールをお互いにお酌し合い、バカ話や下ネタ話をしながら腹いっぱい笑い、焼き鳥を食べながら親睦を深めるのだ。バツ子の手やヒジがよく私に当たる。きゃはは!と笑いながら私の太ももなどを叩いたり、手を置いたり。おちゃらけて私の腕にしがみついたり、胸を押し当てて来たり、つまりボディタッチ、スキンシップを求めている。ほほう、バツ子よお前の考えはよくわかった。私の下ネタ話効果なのかさらなるスキンシップが欲しいのだな。とりあえずお店を出ようか。幸いにして偶然にも店を出て5分も歩けばそこらに連れ込みホテルが何棟もある。そんな店をチョイスしたのは偶然か必然かわからないがなかなかやるじゃないか、バツ子よ。でもまだわからない。これは罠かもしれない。店選びもボディタッチもスキンシップもすべてが偶然だった場合、私一人が発情してしまいバツ子をホテルに連れ込んだ変態ヤロウだって事になる。つまり変態セクハラ野郎扱いになるかもしれない。つまりこれは仕組まれている罠かもしれないのだ。そして私から誘って恋人関係になるワケにもいかない。バツ子はバツイチで次の結婚を焦っている感じもある。残念ながら私にまだ結婚願望はなく、あったとしてもその相手はバツ子ではない。私にだってどうしても結婚するならこんな人がいいな~なんてちょっとの理想くらいはあったのだ。

(仕方ない、試すか)

はやる気持ちとギンギンの息子を抑えて、公園を発見。ふたりでベンチへ座る。まるで恋人同士に見えるが、少しだけ距離も置く、絶妙なポジションだ。

 

(さあ、どうでるrkぁsdlkはsあ。あ。むふう)

 

座るや否やいきなりバツ子から先制攻撃のキスをされてしまい、私の体内にバツ子の吐息が充満する。胸をまさぐり返して応戦するとさらに激しい吐息がおティンティンを刺激してとっくにガマン汁。

 

やっぱり信頼関係を持って仕事をすると男女の距離は縮まるのだ。

 こうして私とバツ子は、ミスが起きたり叱ったり叱られたあとは必ずホテルで反性会をするようになった。そしてさらなる信頼関係を築く為に性癖もさらけ出した。バツ子はぶっちゃけ変態だったがそのプレイに応える事も全てはミスなく仕事が流れるための業務改善の一環だ。そして徹底していた「二度は叱らないルール」も叱って欲しいプレイなら仕方ない。ゴルゴ13も言っていた。お互いを信頼するにはカラダ関係でイキ合う事も大事だと。

 

まだ懲りずにつづく

 

読者になっていただいたキトクな12名の皆様、本当にありがとうございます。こんな内容でスミマセン、そしてお気を確かに。変態さん歓迎でーす^^

へんたーい、止まれ!

イチ!ニッ!^^