売れない保険屋さん

セールストークのネタになれば。

③ バカな私が実践した一日1行の勉強法

運だらけの人生を振り返るその③

私も体育教官の先生方に、今の世の中だったら一発拡散、問題になるほど鍛え(いじめ)られ続けた1年生時代を過ごし留年せずに2年生となった。

 私はある体育系の部活に入っていたが、1つ学年が上の他の文化部の先輩と恋に落ちる。学校で1~2位を争う美人だった。(その頃はもちろん金髪と改造制服は卒業してましたよ。)

さて、その年上の彼女が順番的に先に大学受験となる。

 「受験が終わるまで会わない」ってウブな約束を取り付けたものの、学校の帰りくらいは一緒に帰っていた。一日の出来事をおしゃべりしてそのあと人影のない所でむにゃむにゃし、・・・だすともう止まらない。毎日のようにむにゃむにゃ野外プレイを繰り返し、けっこう遅い時間までむにゃむにゃするのでした。そうしてお互いスッキリした後ようやく彼女を近くのバス停まで送り届けます。そこでいつも言われていた。

「あんたはバカだけど、英語だけやっときなさい」

 「あんたはバカだけど、一日1行、文法か単語を覚えなさい」

 「365日やったら365個の文法か単語が覚えられるよ」

 彼女はきっと後悔してたんだろう。私と遊び呆けてしまった毎日を。毎日のように人影のない場所を探し、むにゃむにゃしてしまった毎日を。一度むにゃむにゃを覚えると止まらないお年頃の16~17歳。

とは言え、彼女もむにゃむにゃしたあとに勉強してるのだ。俺も少しだけやるか・・・と授業で使った英文法、グラマーの本を開いた。

まずは一日1行。翌日はその復習と新らしく一行。部活が終わり、彼女とむにゃむにゃして、どんなにきつくても、眠くても何があっても一日1行を繰り返した。調子がいい日は一日2行。でもあまりやりすぎると翌日の復習がきつくなる。そんな3カ月を過ごす頃、とある変化が起きた。ある日、なんと学校の英語の授業で「無双」してしまったのである。先生にあてられても、回答がわかる。何度あてられても、回答がわかる。先生もこの問題児が答えてくる。おもしろがって、私をどんどん指名する。でも、答える事ができる。いつの間にか、同級生の英語レベルに追いつき、追い越していた。そしていつの間にか、英語では学年トップクラスに。もちろん、同級生はまだ受験勉強なんて始めていない。そのインパクト絶大なうちに英語の内申点を稼ぐ事が出来たのでした。

 そんな事が自信につながり、一日1行が楽しくなり、そうなるとだんだんと一日1Pとなり始めた。でも、やっぱり盲点があったんだす。

 一日1Pなんて、所詮バカな私では無理。だんだん飽きて来てしまったのです。一日1P、出来ない日が続くし、周りは受験勉強で猛追してくる。やっぱり一日1行くらいがいいですね(笑)

 でも目立った事でこれまた変化も起きた。

 「あいつにやらせるか」

 体育教官の先生方の登場である(笑)

 

続く